ちいさなしあわせさがし

日々のちいさなしあわせさがし♡そんな心をはぐくむために

『生きることと死ぬことと』 再びラストメッセンジャーとして・・・

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昔のアナログ写真が、プリンターからスキャンして、PCにデータとして保存されることができるようになったので、
大事な大事な宝物が消失してしまったり、破けてしまったりする心配がなくなりました。
 
なにより、こんな形でブログに掲載することもできる
すごい世の中だなあ~~~(昭和の人間はアナログなんです・(笑))
 
 
写真は、私にとって二番目の息子のにゃあ太くん。
かれこれ17年前、ある大型ペットショップに、ぴい太くんのブラシを買いに行った際、
ブラシとともに、家にやってきた子供です。
お店の中で群を抜いて高額だったこの子は、親族すべてがグランドチャンピオンという血統で、
あまりにも血統がよすぎて、ちょっと知恵遅れ気味の子でありました。
 怒られても意味がわからないから、怒られるとただひたすらに怖がってしまうような子でした。
 
今まで見たこともないくらいに美しい毛並みと愛らしい顔立ち、綺麗なスタイル・・・
きっとブリーダーさんのお宅なら、ケージに入れられて暮らしていることもあるでしょう。
 
 
 
ある時から、にゃあ太は、窓が開いていると、上手に網戸を開けてお外に出かけることを覚えてしまい、
お外で亡くなってしまいました。
でも、この子の親族の中で、外の世界を知っているのは、にゃあ太くらいだけなんじゃないかな…と、
今は思ってます。
 
 
でも、実は・・・
外に出てしまう瞬間の後ろ姿を見つけた時に、なぜかこれが最後になるんじゃないか・・・というイヤな予感がして、自分が思ってしまったことを振り払ったことを、今でも忘れることができません。
 
あの時、もっと気をつけていればよかったとか、
探しに出かけた時、気になる場所があったのに、近くに人がいっぱいいたから
そこに行かずに別のところを探しに行ってしまったとか・・・
結局、気になった場所で発見されたのです・・・。
 
 
この子が亡くなった頃は、息子がまだ小さくて子育てに振り回されていた頃でした。
にゃあ太は寂しくて、私の気を引きたくて、いたるところにオシッコをしてしまいました。
怒ってもわからないのに、ついつい、イライラしていた私は、にゃあ太を叱っていました。
 
そんな時の不幸だったため、私はこの子が亡くなったのは、私のせいだと思い自分を責めていました。
そんなことを思ったら、にゃあ太は悲しむし、逆に自分を責めてしまうかもしれないと思っても、
どうしても、その思いが拭えなくて、この出来事はとてもとても悲しくて、心に深い傷を残しました。
 
離婚をしたのは、その年の年末でした。
 
 
あれから、12年。年月の流れは早いもので、
にゃあ太と大の仲良しだったぴい太も、にゃあ太のいる世界へと旅立ってしまいました。
 
 
私の人生の中に於いて、「死」 は、切り離せないものとして存在しています。
 
誰にでも、かならず訪れる死。
忌み嫌うのでなく、穏やかに受けとめ、生きることの真理と繋げていくことで、
最期の最期まで「生」を輝かしく生き抜くことができるようになるのではないか・・・と。
 
 
死はかならず訪れるからこそ、限りある生を精一杯生きる。
 
生きることと死ぬことを、今、再び、紡ぎ直して、伝え続けて行く活動を再開しようと思っています。