ちいさなしあわせさがし

日々のちいさなしあわせさがし♡そんな心をはぐくむために

七夕の夜に・・・

毎年 7月7日の夜 清流のもとにて、
七夕の星祀りのご神事を行っております。
 
 
東京に在住の頃には、奈良や京都の山の深くへと赴き、
ご神事をさせていただくことが多かったのですが、
山形に参りましてから、遠方のため、
こちらの地域の山の清流にて祈りの時を持たせていただいております。
 
 
山形は出羽三山や山寺という修験の学びを修める有名な神域・お寺があります。
古くには、蔵王に居並ぶ山には、三百坊のお寺が立ち並び、
西の月山。東の山と呼ばれ、山岳信仰のメッカとなっていた伝記も残っております。
 
山形に移り住んで感じたこと。
それは、この地域はとても守られている場であるということでした。
なんと言えばいいのでしょう・・・
天空にドーム状のベールが覆いかぶさっているようなとてもフシギな空間です。
 
あちらこちらの山々には、未だにそれぞれの山の神が存在し、
アミニズムの世界観が色濃く残っているのです。
 
山の中に流れる美しい清流にも、大きな根を張る木々にも、
小さな名もなき花にも、精霊が宿るそんな場です。
 
今、わたしが住まうこの家の裏山にも、神霊の存在を感じています。
時に厳しく、激しく、畏怖を感じる存在の神霊。
まるで、もののけ姫に出てくる「ダイダラボッチ」のような影を、私は何度も見ています。
 
わが家の前に、ご鎮座されているお地蔵さまは、
その日によって、向きを少し変えて立っていらっしゃいます。
 
神霊の降りる方向に向いて、顔をそちらに向けているのではないか・・・という説が
わが家の結論となりました・・・ホントかな?!
 
 
昨年は、諸事情があり、七夕の神事を行うことができませんでした、
この十何年間で初めてのこと。
笹飾りはしたのですけれどね・・・。
 
 
明日の七夕の日には 恒例のご神事を行うことといたしました。
みなさまからお預かりいたしました短冊を笹の葉に飾り、
あまねくすべての生命が調和され、世界が平和へと導かれるようお祈りをさせていただきます。
 
 
今回の大震災で亡くなられた方々の魂が光の世界へと導かれてあるように
昇天のご神事もともにさせていただきます。
 
祈りは波動です。
祈りは神の意に乗り、光と一体となりゆくことです。
 
どこにいてもひとつとなりて繋がることのできるものです。
 
自我による祈りでなければ、ご神事の際の祈りとともに、
神様方に届くものです。
 
お気持ちのあられます方は、ご自身の今いらっしゃる場にて、
祈りを捧げていただけましたら幸いです。
 
夜の静かな時に、心しずめて・・・。