わかっているか・・・

 

 

 

わたしは　わかっているだろうか

わたしをしあわせにできるのは　わたししかいないということを

 

わたしは　わかっているだろうか

わたしを不幸にしてしまうのは　わたし自身だということを

 

 

愛されていることも　与えられていることも

わたしが目を向けなければ　それに気付くこともない

 

そんなにも大切に思ってくれている人がいても

わたしがそっぽを向いていれば

その愛の深さに　これっぽちも気付かずに　

愛はそこに置き去りにされる

 

 

できない自分に涙して　わかってくれないと苦しんで

悲しみの淵に追いやる自分の心が

傷を深くしていくことを

 

こんなはずじゃなかったと悔やんで

こうなったらどうしようと不安に苛まれて

今を感じる余裕を失くしてしまうのは

このわたし　私自身

 

 

今　どこを見ている？

今　何に怯えている

今　わたしはどこにいるんだ

 

 

今　まさに　今ここに　存在しているこの命を

育み支え　与え続けてくれている

さまざまな愛の光に　

わたしは　気が付いているか・・・

 

 

しあわせは　わたしが気付かなければ

見出されることすらないままに

置いてきぼりにされてしまうよ

 

 

今　ここに輝く　太陽が

今　ここに闇夜を　照らす月が

今　ここに煌めき続ける　星空が

 

渡る風の心地よさが　　芳しい香りの花々が

雄大な木々の梢の音が　　清らかな流れを運ぶ水音が

わたしの周りにたしかにあること

 

 

わたしを　この世に迎えてくれた　父と母の愛

わたしを　この世で支えてくれた　たくさんの愛すべき人々

わたしを　この世で待っていてくれた　愛すべき人

わたしのもとへと　この世に送り出された　愛すべき愛すべき　わたしのこども達

 

 

わかっているだろうか　　わたしはどこまで　ちゃんと　・・・

 

 

すべてはもう許されて

すべてはもう与えられて

すべてはもうここに　今ここにあるということを

 

 

神さまは間違いなく　ここに導く

自分という存在の中に　輝く光に気付くために