被災者は弱者じゃないよ
震災で被災された方とお話をする機会をたくさんいただいて思うこと。
たしかにいろんな方がいらっしゃる。
不安だから物をいっぱい欲しがる方、被害の比較をして自分の方が辛いと嘆く方、
歩いてすぐの避難所で支援物資を配っていても、取りに行くのが面倒だから自分じゃ行かない、
ボランティアが運んでくれるのが当然と思っている方・・・・
う~ん・・・これって、結局、そもそもの性格の現われ?って思うことが度々あるのだけれど、
ほとんどの方は、
『いろんな人に心をかけてもらってありがたい。
もう充分やってもらってきてるんだもの、自分でやらなきゃダメ。
甘えすぎると、何もできない人になっちゃうんだよ。』
そういうニュアンスのことをおっしゃる。
決して、我慢しているわけでも、虚勢を張ってるわけでもない。
自分で生きることに誇りを持って そうおっしゃっている。
その方々の思いを、支援者側はちゃんと理解しているんだろうか・・・?
そう思わざるを得ない場面に出会うことも多い。
まるで正義のヒーローにでもなったかの如く・・・。
それがいけないとも思わないけど、とってもおこがましいと思ってしまうこともチラホラ。
被災した方は弱者じゃない。
ただ災害に遭ったことで、困っている方々だ。
私はそう思う。
あんなにも気高い心で頑張っている方々を、実は下に見ているかのようなサポートをしていないか?
本当に、相手の思いに立って支援をしているのか?
自己満足の支援者になっていないか?
私はいつもそれを思う。
支援活動を行うのに、敵を作る必要などない。
みんなで手を繋げばそれでいい。
繋げないのはそこに自分のエゴがあるからだ。
それをすごく感じている今日この頃。
おこがましい支援者にはなりたくない。
心のケアなら尚更に・・・。
立場は同じ。人対人。
支援者対被災者じゃない。
行政対民間でもないよね。
今は、日本人誰もが不安になったり、困ったりしている世の中なんだよ。
小さな枠で物事をみる余裕のなさは、決して功を奏した支援にはならない。
そんなことを思っている一個人ですが、
緑水の森支援活動のメンバーの思いは、みんな同じだと思ってる。。。たぶん・・・ね