ちいさなしあわせさがし

日々のちいさなしあわせさがし♡そんな心をはぐくむために

7月9日・10日の活動・・・つれづれ・・・

ようやく、ちょっと落ち着いてブログを書く時間が持てました。
ちょっと振り返り、先週末の石巻&南三陸での支援活動のことを・・・。
 
ご本人も、他の方も書いていらっしゃることですので、こちらにも記載させていただきますが、
ミュージシャンの織田哲郎さん率いるボランティア隊が東京から被災地へ、
マイクロバスを走らせ、駆けつけてくださいました。
 
どういうメンバーで来るのがよいのか、だいぶ悩まれたようですが、
まず、今、必要なのは、ガテン系作業をこなせる男たちという流れになったようで、今回は男性14名でのご参加。
 
 
朝かなり早い時間に東京を出発された皆さまですが、
石巻でブランチをとった後、早速作業に。
側溝の泥掻きチームと、在宅避難者のヒアリング活動チームに分かれ、
炎天下の中での作業を数時間・・・。
 
この日はかなり暑くて、他のチームから参加していた方の中には、
熱中症になってしまった方もいらしたみたい。。。
暑さの中の作業は、かなり厳しい。
 
石巻の作業を終えた私達は、一路、南三陸へ。。。
 
翌朝、男性陣はボラセンへ向かい、作業現場へと。
私は、ホテルに残り、ホテルに避難されている方の心のケア。
・・・と、思っていたら連絡が入り、一件、個人の方からカウンセリングの依頼があり、
ホテルを出て、てくてくと1時間歩いて、待ち合わせの場所へ。
 
それにしても暑い・・・。なんじゃこりゃというくらい暑い。。。
こんなんで外作業なんて、だいじょうぶなんだろうかと思いながら、
ひたすら歩いて、志津川へ。 話は意外とすぐ終わり、歩いている時間の方が長かった。。。
 
カウンセラーとして話を聞くというよりも、スピリチュアル系の話のアドバイスを求められた。
 
これからを生きていくために、どうやって心の整理をつけたらいいのか・・・というようなお話。
 
その話の中で、相手の方に伺ったこと。。。
「亡くなった方の思いが消えてしまうわけじゃない。
もし、あなたが先に旅立ったなら、残された愛する方へ、どんな思いを抱きますか?」
 
ほんのちょっと考えた後、ポロっと涙をこぼしながら女性は言った。
 
「元気でいてほしい・・・と。幸せで笑っていてほしいと思います。絶対に笑っていてほしい・・と。私はずっと見守っているから・・・って」
弱々しく語り始めた声に力がこもって、最後には強い意志が。
その顔に、さっきまでの不安で辛くて・・・という表情は消えていた。
 
 ほんのちょっとお話をした後、女性は言った。
 
 「そうですよね。繋がりが消えてしまったわけじゃないんですよね。波に呑まれて苦しんだんじゃないかとか、
  どんなことを思って死んでいったんだろうか・・・とか、そんなことばかり考えてしまっていました。
  考えたら、うちのお父さん、そんな暗いことばっかり考えてたら、お前は馬鹿か!!って怒ってしまいます。
  一緒に苦労したこととか、頑張ってきたこととか、それが一瞬で失くなってしまったから、もう全部ないんだ。
  もう終わっちゃったんだって。・・・楽しい思い出も全部写真とかもなくなっちゃったから、もう全部ないんだって  思ってたんだけど、違いましtた。心の中に、お父さん生きているし、思い出もいっぱいあります。
  今度ゆっくり話を聞いてもらっていいですか?今は、まずこの話を娘達に聞かせてやりたいから帰ります。」
 
 
待ち合わせした志津川の海辺は、ご自宅のあった地域。そこでお父さんは亡くなった。
一緒にお祈りの時を持った後、まるで別人にでもなったかのように、笑顔を取り戻した女性。
きれいな笑顔。 お父さんとのしあわせな思い出を心に取り戻し、もう一度、一緒に生きていこうと心に決めたのかもしれない。。。そんな明るい笑顔だった。
一目散に走って帰る姿。どこまで戻るのだろう。車ではなかった・・・。
 
私も車がなかったので、送ることも出来ず・・・
せっかくなので、一人で祈りの時を持った。静かな時間。誰もいない空間。
風と熱い日差しと、波の音。。。
潮の流れを司る月読の神、海を統べる綿津見の神、根の国への門を守り司る須佐之男の神、
あまねくすべての生命を照らす天照大神
あまねく衆生を救うためにこの世におられる観世音菩薩、他さまざまなる御仏と呼ばれる神霊の名をあげ、
『この地にて亡くなられた方々の魂が、迷うことなく光の世界へとお還りになることのできるよう、
光のかけはしを掛けたまえ・・・
そのかけはしの築かれることのできたならば、この地に光の橋(虹)の顕わし給え・・・』 と
 
 
祈りを終え、ホテルに戻り、しばし携帯の充電をさせていただきながら、
男性陣の帰りを待つ。その間に避難しているこども達と交流。いろんな話を聞いた。
 
年齢や家族などを越えた子供同士のコミュニケーション。
小学校の高学年の女の子達は小さな女のこのお姉ちゃん役をしっかりこなしている。
 
こどもってスゴイ!その笑い声だけでその場を明るく照らし出す。
 
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この日は、ロビーにて様々なイベントがあって、演奏を行っていた。
その中で、ひときわこども達に人気が高かったのは、バルーンアートをしてい写真の彼等。
愛知県から来て、いくつかの避難所を回っているんだって。
この写真は、皿回しをしているところ。
 
演目を行っているロビーから、ほんのちょっと離れたラウンジでは、
ラベンダーを使っての小物作りをされていた。
その横を通ると、ラベンダーの香りが漂ってきて、なんとも言えない美しい空間に。
 
しばらくして、ラウンジで珈琲をいただいていたところ、
ラベンダー・スティックの講師をなさっていた女性がお一人になられていたので、
ちょっとお声をかけてみた。とても素敵な空気を漂わせている上品で綺麗な方。
 
ツイッターでもつぶやいたけれど、この方の周りだけ、清々しい空気が流れている。
さながらラベンダーの精そのもののような。
 
 
東京からいらした女性は、農学博士・薬剤師・アロマセラピスト・・・
いろんな活動をなさっている素晴らしい経歴を持っていらっしゃる方だった。
まったくおくびにも出さないその清廉とした美しさ。
こう在りたいものです・・・。 その方のブログです。
 
 
イメージ 2
 
なぜか、私まで体験させていただいてしまいました
 
 
・・・とりとめもない長いブログになってしまいましたが、
今日はこの辺で・・・。
 
今日、東京に戻らなけらばならないので、準備をしなければなりません。。。
まだ新幹線のチケットすらとっていない・・・。
 
東京でお目にかかれる方、ぜひご連絡くださいね。
moon-rabbit9265@yahoo.co.jp 宛にメールを入れていただけたらと思います。
 
ではでは、今日も暑いので、みなさまもお身体に気を付けて・・・。