ちいさなしあわせさがし

日々のちいさなしあわせさがし♡そんな心をはぐくむために

被災から半年を過ぎ、現実の暮らしの中に生まれる問題

 
震災から半年過ぎて、非日常の風景の暮らしの中で、日常が戻ってきています。
けれど、それは震災以前の日常とは、まったく別の経験したことのない不安にまみれた日常なのです。
前を向きたくても向けない方、どちらが前なのかわからない方がたくさんいらっしゃるのです。
もちろん、再起され前を向いて歩んでいる方も大勢いらっしゃいますが、そのような方でさえ、心に傷を抱えています。
地震津波という災害が心に残した傷に加えて、実は、その地域に根強く残っている人権の問題などが、大きな翳を落としていることも多いようです。

震災を機会に心機一転、新しい町を作っていこう!と声をあげてきた自宅避難者のリーダーの方の心に、
別の大きな問題がのしかかり新たな痛みが生まれてきています。

支援者同士、お互いの考え方や、やり方の違いで、ぶつかる場面も多く、誰もが疲れ果ててきていることを感じます。

現在私が暮らしている山形県内では避難者が12000人を越え、
冬を迎える前にこちらも対応を急がなければならない状況です。

震災の傷跡は、半年を過ぎても、まだ何も変わらずにそこここに翳をおとしています。
ほんのちょっとの思いやりといたわりが、被災地でも避難先の土地でも必要です。


もしかしたら、みなさんのお住まいのすぐ近くに避難されてきている方がいらっしゃるかもしれません。
お子さんが通っていらっしゃる学校に、福島から避難されてきたお子さんが通っているところも多いはずです。
周りに目を向けてみていただけますか。
そして、もし近くのそのような方がいらしたら、その方々と繋がっていただけたらと思います。

 
私が住まう山形の冬は、この土地出身者でないものには、辛いです。
私にとって、ここの冬は、雪の多さだけでなく、グレーの空が続き、お日さまが顔を出さないことが、
一番の心の負担になりました。
まだ、こちらの土地で知り合いもなく、問題が山積みで暮らしていた一年目の冬は、
何度となく帰りたいと涙が溢れました。

避難されてきた方々が、そんな悲しくツライ思いをされることのないように・・・。

一人でも多くの方が山形の冬を楽しいと感じることのできるよう、
周りにいる人達と手を繋いでいくことのできるようにと願っています。
 
 
わが家でも、自宅サロンを開き、みなさんが遊びにいらしていただけるような場を設けようと思っています。
このところ、支援活動のために東京から泊まりがけでいらしてくださる方に、自宅や山荘を開放しておりますので、いろんな方々との交流もできるはずです。
 
 
第一回目の日時を近々決めて、アップしますので、ご都合のよい方はいらしてください。
支援者、被災者、避難者などの枠を越えて、みんなが繋がっていくことを大事にしたいと思っています。
喜びや楽しみ、時には、悲しみや痛みを共に分かち合って、みんなで手を繋いでいきましょ~