自らにある自然とともに
風の匂いが変わった・・・
空が暗くなり、風向きが変わる。
鳥がけたたましく叫びながら、大きな羽音をたてて飛んでいった。
雷の音が近くなり、そして、雨が降りはじめる。
お外に出掛けていたニャンコ達は、いち早く、家に帰ってきて、
今は、奥の部屋でちんまりと丸くなっている。
自然を感じとるチカラ
それは生命の本質
自らを守るための、自らを生かすための、もともとあるチカラ。
それを活かしきることができなくなったのは、
便利という文明の輝かしい歴史によるものか
もっと宿っているチカラを信じられるなら
この国の誰もが もっと本当のしあわせを知ることだろう
自然とひとつに呼吸できる喜びを思い出したなら
こんなに愚痴にまみれた生を歩まずにすむだろう
光が落ちる 響き渡る音とともに
古来、人は雷を「神鳴り」と表した
神の声を聴く時
神の息吹を感じる時
それを畏れ敬うことで、自らを清めていたのかもしれない
『自然のままにある自らに正直に在れば
そこに自ずと真の智慧は顕われ
自らを光へと導くものなのだ』
神の音は空に響き渡り 一条に光を轟かせ伝ふのだ