どちらもあるから・・・

 

わたしはあなたの言わんとしていることを

どうやら違う意味で受け取っていた

 

あなたもわたしの伝える言葉を

別の意味で解釈していた

 

 

同じ言葉を使っても

人によって意味が違う

あなたもわたしも国語辞典じゃないからね

仕方ないことかもしれないね・・・

 

 

同じ言語　同じ単語

それでも違うニュアンス

 

使うひと言が衝撃的で

日本語の翻訳が必要

そんなこともたびたびだったね

 

 

その言葉の奥にある

あなたの愛深き思いを

理解することができるまで

どれほど傷つけただろう

 

この言葉の奥にある

わたしの祈りの心を

理解してもらえるまで

どれほど痛みを抱えただろう

 

傷つけ合って　傷つき合って

人は何を手放し　何を学ぶのだろう

 

 

長い夜が明けるその瞬間の

青く放つその輝きにも似た

貴き意識の変革

 

それはそんな大げさな形で顕われるものでなく

ほんの小さな気付きから訪れる

春の芽吹きのようなやわらかな一瞬

 

 

伝える力と　受けとめる力

正しく語る力と　正しく聞き取る力

 

どちらか一方だけじゃ　成り立たないように

あなたとわたしもお互いに存在し合うことなんだよね