現実を生きる中で

大地震から９日目

日が経つごとに見えてくる　現実

 

津波で家を失った方々

まだおさまらない原発事故の余波

 

日常を送ることができない方々の不安が大きくなってきている

 

これからどうやって生きていけばいいのか・・・

 

再会の喜びに　互いに安堵し　涙する姿も目にするが

生きていることを苦に思い始める人々も　実は存在している

 

あの時に　わたしも死んでしまえばよかった・・・

このような思いにとらわれてしまう方々がこれから増えていく可能性は大きい

 

 

親を亡くしたこども達も存在しているはず

今はまだ非日常の現実の中　悲しみを抱きながらも

大勢の人に囲まれて暮らしているが

少しずつ　日常が戻っていく生活の中で

自分の行き先の不安を抱きはじめる子もいるだろう

 

 

希望を持って　前に向かって　生きることのたいせつさ

わかってはいても　うちのめされそうになる現実

 

その狭間で苦しむ人々

 

そんな思いを受けとめて　

その痛みに添うことのできる存在が

多く必要となってくると思う

 

人の心は　そんなに単純ではないし　簡単ではない

だからこそ　そのそばに添う人々は

シンプルに　笑って生きていてほしいと思う

 

できることはなんだろう

いろんなことを考えながらも

今　一番必要なことを見極められる目を持って

流れを作っていこう　　

 

思いを同じくする人々が集まれば

かならず時代の風は吹く