流れてきた感覚

石巻市にある２箇所の避難所へ物資を届けに行った夫

 

昨夜の9時を回り帰宅し　遅い食事をとった後

状況報告などを聞きながら　撮ってきた写真を見せてもらった

 

彼のブログにも数枚は載せているし　またこれからも掲載すると思うけれど

信じられない風景に　今さらながら息をのんだ

 

ＴＶで流れている情景とは　また別の　なんだろう・・・その地域に

蔓延している臭いまで感じ取れるような写真

 

その場に足を踏み入れている夫が

最初に被災地に入った時から言っていた

映像では伝わらないその独特の臭い

 

その写真からは　当然　直接的に臭いを感じたりはしないけれど

でも　その臭いをなんだか感じ取った

 

夫がＰＣで文字を打ち込んでいる私の傍に寄り　右の肩に触れた瞬間

ぞわっと身体が冷たくなった　

右耳に走る異様な耳鳴り　そして頭痛

頭が異様に重くなり膨張したみたい

 

ぼわ～んとした気持ちのよくない感触が身体を纏った

 

「うわ・・・これは　なんか連れてきたね」

 

そう　まさしく亡くなった方々のいろんな思い

それが霊魂かどうかさえわからない奇妙な感覚

わけのわからない感情が流れてくる

ひたすら重く　渦に巻き込まれているみたいな

 

この妙な感覚はその瞬間の出来事なのか

・・・なにを伝えたいのか

 

 

どれほどの人がこの波にさらわれ

渦に捲かれたことだろう

未だ自分に何が起きているのか

わからない者もいるのだろう

 

 

わたしに何ができるだろう

わたしがどこまでできるだろう

自分の限界なんてたかがしれてる

でも　祈っていくことしかできないし

 

 

大いなる光に導かれてあるように

還るべき光の地へ戻ることができるように

その御魂が安らかに穏やかに光に満ちてあるように

 

そして　その光を纏ったあなたが

この世に遺した大事な人々を守ることのできる存在になるように・・・