ちいさなしあわせさがし

日々のちいさなしあわせさがし♡そんな心をはぐくむために

支援活動に関して・・・4.27

山形県災害支援ボランティア対策本部のミーティングに,
体のケア担当のアロマセラピストとカウンセラーである私、二人で出席。
 
各被災地避難所他、県内に避難してきた方々も含め
お互いに知りうる現在の様子を情報交換。
そして、今後起こりうる問題とそれらへの対応をお伝えしてきました。
 
何度か記して参りましたが、
今回の被害はあまりにも広範囲で起こっているため、問題は多岐に渡ります。
地震津波で被災された方以外に、
原発という二次災害により被災され、家を離れなければならない方も大勢いらっしゃいます。
多くの方が住む家をなくし、職を失い、今後の不安を抱きながら、避難所生活を送っている状況です。
 
国や自治体の対応の遅れと指摘されることもあり、たしかにそのようなことを感じることは多々ありましたが、
あまりにも大きすぎる国難にどこから手をつけていいのかわからない状況に陥っていたのかもしれません。
 
誰もがおわかりになっていると思いますが、経済的にも大きな問題が起こってきています
 
 
問題は復興が始まる頃から現実化してきます。
現に今、ニュースなどの報道では取り上げられない出来事が、
現地や被災者が避難してきた土地では起こり始めています。
 
 
この地震という出来事がきっかけで、世の中は大きく変わろうとしているはずです。
変わらなければいけないところにまできていたのだと、私は思っています。
 
今回のことをきっかけに『ひとつになろう!』と声を上げ始めている人達が多いことも知っています。
けれど、変わることを恐れる人や、どうせ変わらないと諦めてしまう人がいることも事実。
 
被災された方の中でも、二分化されてきている感があることは否めません。
 
 
最初は物がない状態ですので、なんでもありがたがっていただいていたものも、
最近では、デザインが気に入らないなどの理由で受けとってもらえないことも多いのです。
愚痴や文句も多く、おにぎりなんていらない!と言われることもあようです。
 
 
現地避難所と被災地県外避難所では、また問題は違っているはずです。
避難所生活の後に訪れる仮設住宅での暮らしにもまた問題が発生するでしょう。
 
 
地震津波原発で直接的に被災を受けた方はもちろんのこと、
現地へボランティアに入られた方が心身の不調を訴えはじめることも多くなってきているようです。
二次被災者です。
善意による行為がいつしか自分を苦しめ、傷つき、心のケアが必要な存在になっていくことは、
このような大きな災害の場合起こりうることなのです。
 
PTSDの発症は、これから数年にかけて起こりうる問題のひとつかもしれません。
 
 
ボランティアに入る人達の心の持ち方や、被災者の方への対応の仕方まで、
勉強会を開いた方がいいのではないかという意見が上がっており、
私達にはその勉強会の講師の依頼が入ると思われます。
 
 
その他、NPO法人を立ち上げられた団体から、勉強会の講演依頼と
山形県の二次避難所となっている旅館から、被災者の方へのカウンセリング依頼が入っており、
どちらの依頼もお受けいたしました。
 
5月2日には、新潟中越地震の際にボランティアとして活動されていた方との顔合わせの場が設けられ、
その会に参加して参ります。
 
12日は、被災地行きのボランティア派遣バスに同行することも決定いたしました。
 
 
緑水の森支援活動の中核メンバーの今後は、
ほとんど全員が現場、もしくはボランティアのケアなどの場に赴くことが多く、
支援活動報告もままならない日があるかと思います。
なるべく、オープンな状態でみなさまと繋がっていきたいと思っておりますので、
ちょっと時間が空いたとしてもかならずご報告や予定等をお知らせしてましります。
 
 
また、みなさまにご協力いただきたいことなどがありましたら、
代表ブログもしくは等ブログに記載してまいります。
 
ご意見やご質問等がございましたら、ご遠慮なくお申し出ください。
できる限り早めに対応させていただきます。
 
 
今後とも、ご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 
 
                       緑水の森再生委員会 被災者被災地支援活動 委員 志村友理