冬のときにいづるチカラに
冬に向かって
静かに耐ゆる時に向かって
木々は新たな目覚めのために
すべての力を蓄える季に入る
まだまだ拭えぬ 痛みを抱えて
この世も未だ冬の中
それでも新たな目覚めの時を待って
生命はその身にすべての力を蓄える
新しき光の訪れる その時代を待って
今という この瞬間を 生きて生きて 生き抜いて
その時の積み重ねの先に 生まれくる新しき時代が
そこに生きる命たちの輝く世界であるように
その日を待ちわびるように
今のこの冬に蓄えられるだけの力を
蓄えられるだけの大いなる智恵を
自らの中に生みだすことのできるよう
いのちの灯を 明るく輝かせることのできる未来を信じて・・・
耐え忍ぶ 冬の導き いづる朝